恋想曲 ~永遠の恋人へ~
そして、驚いて空いた口がふさがらない林先生の顔。



「ありがとう!」


何度も嬉しそうに言うお礼の言葉と

先輩達の握りしめる温かい手。



「すごい嬉しいよ!」


初めて見た嶌田部長の潤んだ瞳。



「すげぇ‥綺麗…」


遼ちゃんは、遠くからカーテンを見ていた。



色も形もチグハグなカーテン。


だけど、確かに綺麗だった。



西の空に沈んでいく太陽の光が

カーテンを綺麗に染める。



まるで、虹が目の前にあるみたいに

音楽室が七色に染まってた。








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