君と俺の事情


最初は理解し難い内容で、マジ意味わかんなかった。
俳優という肩書き持ってる冴に、もし何かあったらって思ったらさ、付き合うとか全然思いつかなかったよ。
ま、それでも、何回かぶつかって今に至るけど。


「冴…」

「俺にだけはやけに素直なんだから」

「冴が好きだし」

「俺も好き。ファンの子達より大好き」

「馬鹿冴」

「めっちゃ可愛い!…今日は寝かせねーからな」

「えー」


あたし達、自称バカップル。
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