死にたがりの生者と
生きたがりな死者
でも もう待てない。
もう頑張れない。
立ち上がっても
立ち上がっても
前に進めない。
進ませてくれない。
足をひっかけられて転んで
笑われて
悔しいから
立ち上がって
進もうとしても
また足をかけられて
転んで
その繰り返し。
独りで立ち上がるの
簡単なことじゃないんだよ…?
誰も 私を助けてくれない。
ほら、今日は
こんなに綺麗な空。
もういいよって
空が言ってるのね。
もう大丈夫だよって
みんなが言ってるのよね。
ふらふらな足も
ちゃんとわかってる。
豆粒みたいな人たち。
見下ろすのって
こんな気持ちなんだね。