感じたこと
喧嘩
「言わなきゃわかんねぇよ。なんだよ、肝心な事はいつもだんまりかよ。ふざけんなよ。」

些細な事だった。ちょっとした事だった。今はもう遅い。
あんな事、あんな事言うつもりじゃなかったよ。
それでも一回口にした言葉は取り返しはきかなくて、一度口にした言葉をなかった事にはできなかった。

「私はあなたの全てじゃないよ。なんでも言わなきゃいけないの？
自分だって言わないこといっぱいあるじゃん！！
なんでいつも自分中心に考えるの？
なんで、なんで信じてくれないの・・・」

すげー悲しい顔してた。
たまたま帰ってくるのが遅かっただけ。友達と会ってただけなのはわかってた気がしたのに、たまたまイライラしてた。だから、彼女にあたった・・・。

「なんか、かわっちゃったね。前はもっと信じてくれたよね。
私は何？あなたにとって何なの？
ねぇ、居て当然って思ってるんでしょ？」

めずらしく怒ってる。なんだよ逆ギレかよ。ふざけんなよ。なんだよ、何様だよ。そんな風に思ってた気がしてた。
今ならわかる。何様だよは俺の方だった。バカなのは俺の方だった。
やり直せないけど
「ごめん」
この言葉を伝えたかった。
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表紙・目次

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