俺様☆キング
-2週間後ー
俺はあれ以来怒りは、すでに頂点を達する所だ。
音子は何事も無く及川と付き合ってる。何一つ手掛かりが無い状態だ。
「なかなか掴めねぇな…」
「くそっ」
「落ちつけよ…」
ガタンッ。
俺は席を立った。
「どこ行くんだよ」
「音子自身に話してくる」
「意味あんのかよ!」
「分かんねぇ…。でも行って来る」
取り合えずアイツだけに分かって貰えれば良い。その事だけが頭に入っていた。
「音子…いるか」
及川の彼女って言うだけでも呼び出すのは流石に辛いわ…。
「…まだ何かあるの?」
「ついてこい」
そう言って俺は屋上へ向かう。音子は俺の後をちょこちょこ付いてる。そんな姿を硝子越しで見ていた。今すぐ抱きしめたい衝動にかられた。
「何…」
「別れろ」
「えっ?」
「及川と別れろ」
「…はぁ。何でアンタに言われなくちゃいけないんですか!」
「アイツは危険なんだよ! 色んな女と遊んでんだよ。お前も遊ばれてるんだよ! お前以外にも女いんだよ!」
「っ! そ、そんな嘘信じません!!」
「嘘じゃねぇよ!」
「今私は幸せなの! 壊さないでよっ」
「このままじゃ…お前が傷つくだけだ。俺のとこに来いよ」
「…嫌です。私はアンタの事、信じないからっ…」
そう言って音子は屋上から出て行った。
「何で…何で信じてくんねぇんだよ!」
俺は、この怒りをただただ溜めるだけしか出来なかった…。
俺はあれ以来怒りは、すでに頂点を達する所だ。
音子は何事も無く及川と付き合ってる。何一つ手掛かりが無い状態だ。
「なかなか掴めねぇな…」
「くそっ」
「落ちつけよ…」
ガタンッ。
俺は席を立った。
「どこ行くんだよ」
「音子自身に話してくる」
「意味あんのかよ!」
「分かんねぇ…。でも行って来る」
取り合えずアイツだけに分かって貰えれば良い。その事だけが頭に入っていた。
「音子…いるか」
及川の彼女って言うだけでも呼び出すのは流石に辛いわ…。
「…まだ何かあるの?」
「ついてこい」
そう言って俺は屋上へ向かう。音子は俺の後をちょこちょこ付いてる。そんな姿を硝子越しで見ていた。今すぐ抱きしめたい衝動にかられた。
「何…」
「別れろ」
「えっ?」
「及川と別れろ」
「…はぁ。何でアンタに言われなくちゃいけないんですか!」
「アイツは危険なんだよ! 色んな女と遊んでんだよ。お前も遊ばれてるんだよ! お前以外にも女いんだよ!」
「っ! そ、そんな嘘信じません!!」
「嘘じゃねぇよ!」
「今私は幸せなの! 壊さないでよっ」
「このままじゃ…お前が傷つくだけだ。俺のとこに来いよ」
「…嫌です。私はアンタの事、信じないからっ…」
そう言って音子は屋上から出て行った。
「何で…何で信じてくんねぇんだよ!」
俺は、この怒りをただただ溜めるだけしか出来なかった…。