恋愛の条件
「早く、何?」

「ハァ……何って……」

「奈央の口から聞きたい。どうしてほしい?」

「///っ///」

涙目になって睨むが、迫力も意思も伝わらない。

「言えよ……」

耳朶に響く意地悪なバリトンは、奈央の微かに残る理性すらも凌駕する。

指は変わらず焦らすように優しく突起をこねる。

「んぁ……お願い……」

「何を?」






直接さわって……







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