雨の中にたたずんで
優一さん、そんなこと思ってくれてたの・・・・









「でも、そんなに驚くってことは、プロポーズすらまだだったみたいだね」






そう優輝くんが笑ったけど。





私は今のこの状況ですっかり頭がパニックに陥っていた。


優一さんは交通事故で亡くなって


実は優一さんには息子がいて


私はその息子の優輝くんと・・・・








「わ、私、帰ります!!」


慌ててベットから飛び起きると、自分が着ていた服を探した。


服は全部乾燥機にかけたのか、乾いた状態で洗濯ばさみに吊るされている。


もちろん下着も全部。




かーっと顔が熱くなって、私は慌てて自分のものを取り込んだ。
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