雨の中にたたずんで
なんてことしちゃったんだろう・・・


優一さんが亡くなった夜に、息子さんと、なんて・・・・






「あ、ちょっと待って」



あとから慌てて追いかけてきた優輝くんが私の腕を掴んだ。


「離、して・・っ」


その手を振り払って振り向くと、優輝くんの顔は見上げる位置にあった。






あれ・・・


この光景どこかで・・・










一瞬、思い出しそうになった光景は重なった優輝くんの影で見えなくなってしまう。


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