雨の中にたたずんで
「・・・んっ・・・」

先生は指を出し入れしながら、中をひっかいていく。

次第につま先がしびれるような感覚になって、自然と腰が持ち上がってしまった。


「・・・何度でもイっていいよ、聡子」


そう言うと先生の指の動きが激しくなって、どんどん追い詰められる。

「あっ・・・や・・・っ」

もうこれ以上我慢できないというところまで来ると、先生は私の唇をキスで塞いだ。

先生の指が気持ちいいところをしつこく撫で回し、先生の指をぎゅーっと締め付けるようにして、私はイってしまった。

「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

もうどこにも力が入らなくて、私はぼんやりと涙を浮かべた瞳で先生を見つめる。

「・・・本番はこれからだよ」

先生はそう言って微笑むと、ゆっくりと私の足の間に腰を入れる。

2年前、初めて抱かれた日。

あのときは痛くてたまらなかったものが、ゆっくりと私の中に進入してくる。

「・・・今日は痛くない?」

ゆっくり、ゆっくりと押し広げるようにして私の中を進んでくるそれは

痛くはなかったけれど、あのときよりも大きく感じて少しだけ苦しくなった。
< 24 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop