雨の中にたたずんで


「・・・っ・・・あ」



優輝くんが私の中でどんどん膨れ上がっていくのがわかる。


うっすらと瞼を持ち上げると、優輝くんの頬も薄っすら濡れているのが見えた。







え?







「・・・あっ・・・もう、イク・・っ」


優輝くんが苦しそうにつぶやいて、ラストスパートをかける。

あまりの激しさに私は息も出来ず、優輝くんの背中にしがみついた。



「あ・・・はぁ・・・」



その瞬間に優輝くんは私から体を離し、仰け反った私のお腹の上に熱い欲望を吐き出した。



しばらく荒い息を吐き出しながら、優輝くんは私を見つめている。



そして、息が整うと、ようやく口を開いた。






「親父の代わりでいい。俺を愛してくれない?」





その言葉に再び涙が頬をつたった。
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