雨の中にたたずんで
2.幻
あ・・・なんだろう・・・

すごく気持ちいい・・・




ふわふわと揺れるような感覚に

手に触れた服のはしっこをぎゅっと握り締めた。





優一さん・・・






交通事故なんて、夢だったのね・・・





甘えるようにその首元に腕を伸ばしキスをねだる。




「・・・ん・・」



触れ合った唇はとても熱くて、やっぱり夢だったんだって安心した。




ふわりとベットにおろされて、一枚ずつ服をはがされていく。


その指先はとても優しくて、私はされるがままにする。


ほら、やっぱり夢だったんだよ


そう思いながら、最後の一枚をはがされるとその指先をとって自分の腰へとまわした。




そのあと受け入れたものはいつもより少し熱くて情熱的で

私も思いの他いつもより乱れてしまった。
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