イケメン同級生と同棲中!?【完】
「何でもない…」
さすがに、あんな事お母さんには言えない…。
「いいですよ、おばさん」
今まで黙って隣で座っていた神谷 蓮が口を開いた。
「両親は俺が説得して、一人暮らしでもしますから」
「ほら、奈緒ちゃんがワガママ言うから、蓮くんに気を使わせちゃったじゃない」
騙されてるよ、お母さん…
隣に座ってるのは、イケメン好青年の皮を被った野獣なんだから…。
「とにかく、これは決定事項なんだから、いいわね奈緒ちゃん」
「もう勝手にすれば!!」
あたしはテーブルを叩いて立ち上がり、リビングから飛び出した。