イケメン同級生と同棲中!?【完】
「せっかくテストも終わった事だし、遊び行こうよ」
「そうだね、落ち込んでても仕方ないしパーッと行きますかぁー」
陽子は明るい声を出すと、
気持ちを切り替えるように、パンッと自分の顔を叩いた。
あたし達は荷物をまとめて教室を出た。
どこに遊びに行くか、陽子と話しながら廊下を歩いていると
「佐藤さん」
あたしを呼び止める声が後ろから聞こえた。
声だけで…それが誰なのかわかった。
佐藤さん…だって。
あたしは照れ臭く緩みそうな頬を引き締めながら、振り返ると、
そこに蓮がいる。