ココア・らぶ。

「えー、新入生のみなさん。入学おめでとうございます。えー、今日から我が校の生徒として、えー、恥ずかしくないように、えー、・・・・・・」
校長先生の話はどの学校でも長い。
てか、『えー』多すぎ。早くクラス発表してほしいなー・・・。
「では、えー、クラス表を、えー、中庭の方に提示しましたので、えー、中庭でクラスを確認して、えー、クラスごとに集まってください」
やった!ついにこの時が!
「心晴!一緒にみよ!」
「うん!クラス同じだといいなー」
私たちは、少し駆け足で中庭に行った。

中庭に行くと同じクラスになって喜んでいる人、自分のクラスを探している人、もう新しい友だちを作ってる人もいた。
「何組かなぁ?」
心晴が話しかけてきた。
「あっ、あれだよ!2組だって!」
「ホント?あ、綾音も一緒じゃん!!」
「マジで!?やったー!!」
2人で騒いでいると後ろに人の気配が。
「おい!早くクラスごとに並べ!」
うわっ、先生…
「「ご、ごめんなさーい!!」」
先生に急かされながら、私たちは教室に入っていった。
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