Whisper.




「手伝ってくれ…」




健太が忘れてくれたら、
私を好きになってくれるかもしれない。



でも、知ってる。



私が健太が一番大好きだった人に
似てるって事。



ネックレスだって抱きしめてくれるのだって
彼女さんにしてる気分だったんだよね。



それでも良いの。



それでも大好き。




「分かった、行こう!」




明るくしなきゃ何も始まらない。



少しでも良い。



私が力になれるなら、
いくらでも手伝うよ。



あなたが前にでれるなら。



私を必要としているなら。



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