もぅ一度言えるなら愛してると叫ぼう





「んぢゃお父さん公認な関係な訳ね」



「いゃ、付き合ってなぃょ」



そう言った瞬間、隣で莉緒が噴き出した。


「えっ?」

「はっ?」



由紀も見ていた雑誌から顔をあげる。




「キスしたのに?」


「ぅん」


「なんで?」


「なんか空気が穏やかすぎて」



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