殺し屋少女の恋物語


「冷愛!奏がお前のせいで死んだって思うなら、お前が死んで奏は喜ぶか?感謝するか?…俺、交通事故じゃないって分かってるんだ。
俺の目の前であいつは殺された。
奏に頼まれたんだ、『好きだ』って冷愛に伝えて、って。
なのに、お前が死んでどうすんだよ!
妹だって、お前のこと恨んでねえよ…!
お願い…死なないで。冷愛…」

やっぱり…交通事故じゃ、なかった。

奏、あたしも好きだった…。

ちゃんと目を見て好き、って言いたかった。


「遊…でもあたしはいろんな罪もない人たちを殺した…っ。
生きていいはずがないんだよ。
わかって?それに、あたし奏や雷に会いたいの…。」
< 121 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop