殺し屋少女の恋物語




「遊…あたし遊の優しさに甘えていいのかなあ…?
皆は許してくれるのかなあ…?」


「お前が死んだって誰も喜ばねえんだよ…?お前が生きてるだけで皆は報われるんだよ、な?だから、生きろ。」



'生きろ' 遊のその言葉がなんど頭のなかで響く。


「ゆ…う。
あたし生きるよ。
殺めてしまった人に許してもらえるように、立派にいきる。
雷にも言われたんだ、強く生きろって。」
そう言って微笑むと遊も笑ってくれた。
< 123 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop