殺し屋少女の恋物語
狂気


「やめてください…っ
どうかどうか命だけは…」

「…死ね」


命乞いをする老人を
刺し殺し返り血を浴びるあたし。

「あはは、もう死んじゃったの?
つまんないなあ…。」

もう躊躇なんてしてなかった。


むしろ、殺しを楽しんでいる。

…心のどこかで叫んでいたのかもしれない。

誰か、助けて…って。
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