素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…SS
この頃、甘えすぎな気がする私・・・


仕事もやめて、専業主婦みたいなことをしている。

別に子供ができたわけでもないけど。

はじめは貴俊さん、納得してくれなかったけど・・・

たまに会社に顔を出すというと納得してくれた。

心配性なんだから・・・



そう・・・今日私は貴俊さんのもとに行く予定。

お弁当を作ってみた・・・

彼の秘書・・・健司さんに確認したら、お昼は自室にいる予定と聞いたから。


お弁当を持って、電車の乗って・・・会社の近くまで着いた時・・・


一人の女性が貴俊さんの会社の前でたっていた。

私はそれに気を取られて、転びそうになった・・・


そんなとき、彼女は私に手を差し出してくれて、

大きく転ぶことはなかった・・・


『すいません。私結構ドジで・・・』

「いえ・・いいんです。
 私が不審者みたいにビルを見上げていたから・・・」

『この会社にご用事ですか?』

「あっ・・・用事ではないですが、知り合いが勤めているから・・・」

『そうなんですか?じゃあ待ち合わせですか?』

「いいえ・・・では・・・」

その女性は会社に背を向けて歩きだした・・・


ちゃんとお礼も言えなかったことに後悔だ・・・


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