素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…SS
ホテルへ到着すると、支配人がメインエントランスで待ち構えていた。

それはそうだろう…

急にオーナーである俺が来るといわれれば、何事かと心配になったんだろう。


俺は、ホテルの稼働率など、状況を調べるふりをして

今日の宴会の予定を調べた。

10階のホールで、愛美の学校の同窓会が行われていることが分かった。

そのあと、ホテル内を見て回ることを告げた。


支配人など数名のホテル幹部を引き連れて、俺は館内をゆっくりと回った。

10階フロアーに入った時、女の子がハンカチで口元を押さえてホールから出てくるのを見つけた…

その子はトイレへ向かっていた。

俺は、支配人に「あの子は大丈夫か?具合悪そうだけど・・・」と口走っていた

幹部の中の女性が、「見てきます」といい、トイレに駆け込んだ。

きっと、従業員の接客態度を確認されていると思ったんだろう…


でも、俺は一瞬、愛美とダブったんだ。

それで、ついそんな言葉を吐いたんだと感じた。

俺はそんなにやさしい奴じゃない。

愛美以外には…
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