だって君が好きだから。
タイトル未編集
いつもの朝。
今日もまた一日がはじまる。
お気に入りの曲を聞きながら
学校に向かう。
ドコッ!
「いたっ…」
…頭に何か当たった。
しかも今のはわざとだ…
こんなことするのはキミしかいない。
「おっす!おはよ~!」
振り返ると意地悪な顔をしたキミ。
「いたいよっ!バカ~!
わざとやったでしょ?」
「眠そうだったから起こして
やったんだろ~。」
そう言って大きなあくびをする。
「修だって眠そうじゃん。
目の下すっごいクマできてるよ。」
昨日は日曜日だから
"アイツ"のとこに行ってたんでしょ?
それで夜遅くの終電に乗って
帰ってきたんでしょ?
「昨日寝んの遅かったんだよ。」
「なんで?
どうせゲームかなんかして
寝不足なんでしょ?」
わかってるのに
気づかない振りをする。
…バカなアタシ。