だって君が好きだから。
「おはよ~!
朝から仲良しだね~?」
あたしの親友の真樹が大きなあくびを
しながらそう言った。
親友の真樹にも修のことを
好きだって言ってない。
言ったってわかってくれないって
ツライだけだからやめときなって
言われると思うから言えない。
真樹ごめんね。
ほんとは真樹と恋バナしたいよ。
「仲良くないし!やめてよ真樹〜」
「真樹は優しいから俺に
おごってくれるよな?」
「なにそれ〜!あたしが優しくない
みたいじゃんかっ!」
「えっ?そうじゃね〜の?
なぁ真樹!」
「あたしは優梨にしか
おごってあげな〜い♪」
「ちっ今月はジュース我慢するか。
優梨!お前にクレープなんて
一生おごりませ〜ん。」
修は舌打ちをして
いじわるな顔をして言った。
「ふんっ!いらないよ〜だ!」
ほんとあたしって可愛くないな。
もっと修の前で素直になりたい。
「言ったぞ?お前が金欠なっても
おごらないぞ?いいんだ?」
「…わかったよ!そのかわり
フルーツオーレね?」
「お前いちばん安いやつじゃねーか。
」
「じゃぁ牛乳?」
「お前、俺が嫌いなの
知ってるだろ?」
「知ってるよ〜」
「知っててゆうなよな!」
「わかったってば〜」