だって君が好きだから。



「あっ、お前ら遅ぇんだよ〜!
どーせまたお前らのせいだろ?」





「恭平!おはよう〜!」




「ちがうよ〜!
修が悪いんだってば〜!」




「ちげぇし優梨のせいだし。」




「はいはい。わかったから。
優梨、今日髪巻いてるじゃん!」




修や真樹は気づいてくれないのに
キョーちゃんだけは気づいてくれた。




「気づいてくれたの
キョーちゃんだけだよ〜!」





「俺気づいてたからな!
あえて言わなかっただけだし。」




「嘘ばっか!
ジュースに必死だったじゃん!」




「はぁ?お前だって
クレープに必死だったろ?」




また始まるあたしたちの
くだらない言い合いに呆れた顔をする
キョーちゃんと真樹。





あたしはそれが楽しいんだけど。




「わかったから!うるせぇ。
優梨は、可愛いよ♪
俺また優梨に惚れた〜!」




なんて冗談を言うキョーちゃん。




「恭平言い過ぎだぞ?」




「うるさいよ!」




キョーちゃんと真樹は
また始まったって顔をしてる。
あたしたち4人いつも一緒で
すごく仲良し。



4人でいるときがいちばん
楽しくて落ちつくんだ。




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