〜 YOU & ME 〜
すくっと急に立ち上がる雷電

赤龍と精鋭女男たちの方を向く
無言で中指を立てる


きびすを返し雷電を先頭にこれみよがしに去る玄武・白虎・朱雀・青龍・花子

「雑魚どもが
勝つ気でいやがる」精鋭男の1人が赤龍に言う
赤龍は雷電の"力"の発現について話す
どよめく精鋭女男たち

だけど赤龍はニコニコしてた




抗争は激化した

雷電四天王は確かに腕っぷしがはんぱじゃなかったが 赤龍グループの数の多さと同精鋭女男たちに苦戦した
雷電グループの他のメンバーたちは いまいち頼りがいがなかった

廊下の紫色の円光ライトが彼らを美しく色どる

10人以上の赤龍精鋭女男がいきなり50mも吹っ飛んで行った

そこに立ってたのは雷電だった
"力"が増したのだ
疲れ果ててる四天王と花子の前にたち赤龍グループを次々に吹き飛ばしてゆく
サイコキネシス

「やばいわ 赤龍と同じ神になっちゃってる」精鋭女の1人があわてるがすぐ吹き飛ばされる

両グループとももう動けるものはいなかった

屋上の赤龍とグラウンドの雷電はお互いを真っ直ぐ見 対峙した

複雑な気持ちで意識を集中しだした雷電の意識に 赤龍の意識が飛びこんだ
「今思いだせる? 四天王や精鋭女男の顔が?」

「……………………いや」

下にうつむいてる雷電の真ん前に赤龍が降りてきた いや飛んできた

「あたしも同じだよ」いつものちょっと意地悪そうな笑み
「さあ もっと"力"を強くする訓練だよ」赤龍の眼が一瞬光る
黄色く光るのではなく 眼の色そのままに光るのだ
赤龍のテレパシーの神経コントロールで 雷電は自分で自分の首をしめる

自らのテレパシーを介入させ神経支配を逃れる

「はぁはぁ 」
「上出来 上出来」




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