〜 YOU & ME 〜
夜 姉弟の部屋
2人は抱き締めあってる
木の二段ベッドの横で
翌日2人は各々のグループを解散した
雷電は 欠席した玄武にテレパシ―を送った
「…………存在がない?」
教師に聞いたがそんな子はいないと言う
「玄武がいない…」
「うん あたしんところも何人か消えたよ」
「どういうこと?」
「多分存在してなかったんじゃないかな?」
昼下がりの校舎の影り
雷電は困惑しつつも姉の言ってることが"見え"始めてた
……日本2012年………
雷電「今のはこの国?」 赤龍「今あたしが"見せ"たのは今のもう1つの可能性」
赤龍「どっちが現実? うそ?」 雷電「……………」
赤龍はちょっと意地悪そうに笑ってる
グラウンドに出た2人は何となく無断早退し公園に行った
白鳥の模造が林立する寂しい公園に風が吹き抜ける
翌日の昼ごろまで赤龍は顔が真っ赤になってた
また学校のグラウンド
雷電「姉貴ってウブなんだね」
赤龍「なによう ウブでわるかったわね」
飛来する赤龍3号 日の丸軍服には赤龍クローン3号と金色の刺繍で書かれていた
彼女は口を開かずに言った「荒野町に巨大なチョコレートがある」
赤龍雷電は赤龍3号について行った 借りてきた猫のように
荒野町には壊れた建物しか殆どなかった
赤龍3号「決闘だ」 赤龍「わかってたよ」
赤龍3号はサイコキネシスで壊れた建物を持ち上げる
そして赤龍にぶつけようとしたが…
簡単にはね返されて建物にぶつかり死んだ
砂塵が舞っていた
2人の機動高官は麻酔銃を捨てて逃げてった
雷電が手伝う暇もなかった
雷電はあっけにとられていた