俺と貴女を繋ぐ場所
第３話
あの日から１ヶ月と少し経った。
俺はあの日、無様な自分と気持ちの整理がつかない事にムカついて小日向に強く当たってしまった。
１ヶ月、小日向と会えなかった事で俺は小日向への想いに気がつき、確信した。
この１ヶ月のうちで借りていた本の返却期限はとっくに過ぎていて、何回も督促状が来たが俺は小日向に会わせる顔がなくて旧館には行けなかった。
（ｯし！…部活行くか。）
掃除当番だった俺は、教室の掃除を済ませ 部活のエナメルバッグに参考書とノートを入れ、部活に向かった。
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