俺と貴女を繋ぐ場所




「あ、あの…」

小日向は思い詰めたように俺に話しかけた。

「ん?」


「両想いって、お付き合いするって…ことなんですか?」


(は?普通両想いなら付き合うだろ。…やっぱり天然なのか?)
「俺はそう思ってるし、そのつもりだけど?」


「そ、そうですよね…。」
どんどん顔が赤くなっていく小日向。


(やっぱ可愛いな…。)
「だから、今日から智花は俺の彼女。で、…俺は智花の彼氏。…な?」

(思わず名前呼び捨てにしたけど大丈夫だよな?馴れ馴れしいとか思われてないよな?)


「わ、私が、松本君の彼女…?」
(テンパり方可愛いな…。)
「嫌?」


「ううんッ。…嬉しい……」

(良かった…。マジ嬉しい。)

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