幼なじみは双子君

大変な日々

それからと言うもの

凛夜達は何かある度に私の部屋に来た。

それはみよしも同じだったらしい。


「理花…疲れた」

「そっか…みよしは一人暮らしだから同棲してる事になるね」


私の言葉にゲッソリしたみよしは頷いた。


「理花はまだ親がいるからいいね…」


その台詞に思わず苦笑した

でも、自分もそうなる事になるとは予想もしていなかった…

私が家に帰り着くと……

お母さん達が出かける用意をしていた。

「?お母さん、どっかに出かけるの?」

私がそう言えば、お母さんは帰ってるのに気付いてなかったようで、

「あら?お帰りなさい^^
理花お母さん達ね、今日からの日本温泉旅行に当たったから
福引きで当てちゃった☆
これ、日本中のどこでも行けるのよ〜
だから行くことにしたのよ〜
ほら?使わないと勿体ないでしょ?
しかもね、人数が五人なのよ〜
でも凛夜君達居るし、丁度理花が居たから^^b
3人には学校もあることだし留守番してもらおうと思ってね^^
だ・か・ら・理花留守番お願いね?
帰ってくるまで、3人でよい子にしてるのよ?
じゃ、行ってくるわね〜」


と、言うとお母さんとお父さんは車に乗り

「…お土産買ってくるから」

「頑張れよ」

「凛夜と凍夜によろしく言っといてくれ」

と、兄や姉は私に一言ずつ言うと

車に乗って行ってしまった。

ま・・マジですか

どうする私逃げるか!?

でも、その時既に凛夜達は玄関にいたと知らずに

必死に考えるのであった。
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