幼なじみは双子君

二人は考えた。

別に、彼らのファンクラブの子達がどうなろうが私たちには関係ないはず…

でも、やっぱり……

二人は同じ事を思ったのか、頷き合うと


｢実は、足を滑らして
池に落ちちゃったんだよ〜｣

｢でも、落ちたって言っても信じてくれないでしょ？｣


だから…と言い、彼らを見て


｢内緒にしてたの｣

｢隠しててごめん｣


みよしと理花はファンの子達の事は言わなかった。

じっと見ていた裕達は、二人を見てため息を吐いた。

だてに幼なじみな訳ではない

彼女達が嘘を言ってるのにすぐ気づいた。

でも、それを言ったところで彼女達は何も言わないだろう…


｢そう言うことでも、隠し事はすんなよ｣凛

｢そんな嘘…直ぐに…分かるから｣凍

｢みよしもでさぁ…分かりやしたか？｣裕


三人がそう言うと二人は頷いた。

じゃ、お風呂に入ってくるね…と言いかけたが言えなかった。

みよしと理花は倒れてしまったのだ。