幼なじみは双子君
2人は教室に入ると、

真っ先に私を見つけて近付いてきた。


「おはよう、理花」

「おはよ、理花」

二人そろって私に声をかける。


「おはよう、凛夜と凍夜」

私も一様挨拶を返す、まあ…女子の視線が痛いのはいつものことだ。


「誰よ、内ノ瀬君達に話しかけられてる子は」

「二人の幼なじみだそうよ」

「そうなの?実は二人のこと狙ってるんじゃないの?」

「あ、ソレはないわ。だって彼女興味なさそうだから」

「そうね、それなら安心だわ!」



……疑いは晴れたらしい。たく、ソレにも気づいてないのかこの二人は…


「理花?どうした?なんか不機嫌だな?」

「?理花、何かあった…か?」

俺様でドSな性格の凛夜とツンデレで無口クールな凍夜は心配そうに私を見てきた。


のぞき込まないで欲しいそして私の傍から離れて欲しい…

ただえさえ君達2人といると目立つのだから

そう言ったところで、この二人は離れないだろう

向こうの方で、佳奈と真由が苦笑いながらこっちを見ている

てか、笑う前に助けようや二人とも

あ、先生が来たようだ。
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