色彩
*
「ただいまぁ」
「おかえりなさい。
夕御飯もう少しで出来るから待ってなさい」
キッチンからお母さんの声が響いた。
…この匂いは、煮物か何かだろうか。
醤油の匂いが漂っていた。
ギィッ...
ゆっくりリビングの扉を開ける。
すぐに、やけに大きい声が返ってくる。
「あー美都、おかえりぃ」
…お姉ちゃんだ。
テレビを付けて、ヘッドフォンで音楽を聴いている。
何でこの人は、やりたい事を一つに絞れなんだろう。
一拍置いて返事をした。
「…ただいま。」
「ただいまぁ」
「おかえりなさい。
夕御飯もう少しで出来るから待ってなさい」
キッチンからお母さんの声が響いた。
…この匂いは、煮物か何かだろうか。
醤油の匂いが漂っていた。
ギィッ...
ゆっくりリビングの扉を開ける。
すぐに、やけに大きい声が返ってくる。
「あー美都、おかえりぃ」
…お姉ちゃんだ。
テレビを付けて、ヘッドフォンで音楽を聴いている。
何でこの人は、やりたい事を一つに絞れなんだろう。
一拍置いて返事をした。
「…ただいま。」