同じ空で逢えるまで
「あの手紙、波音が書いたんだ~。なかなか上手に出来てたでしょ」
自分で書いたことを自分で褒めてどうするんだ。
でも、心で思ったことを口に出せない自分がいる。
そんな私を横目に波音の攻撃は続く。
「波音、あの部分好きだなぁ~。『お前がイジメられていようと関係ない。俺はありのままの新藤が好きだ』ってとこ。愛梨ちゃんは一生言われないね。かわいそ。恨むんなら、親を恨みなさい」
そんなこと、あの手紙には書いていなかったはず…。
「おまえが言ってんのはこの汚い手紙のことか?」
自分で書いたことを自分で褒めてどうするんだ。
でも、心で思ったことを口に出せない自分がいる。
そんな私を横目に波音の攻撃は続く。
「波音、あの部分好きだなぁ~。『お前がイジメられていようと関係ない。俺はありのままの新藤が好きだ』ってとこ。愛梨ちゃんは一生言われないね。かわいそ。恨むんなら、親を恨みなさい」
そんなこと、あの手紙には書いていなかったはず…。
「おまえが言ってんのはこの汚い手紙のことか?」