同じ空で逢えるまで
「お客様。何をお探しですか?」

 見慣れた店員。

 安心だ。

「適当に探すんでいいです」

「そうですか。ご用があればお声をお掛け下さい」

 私はうなずき、服のコーナーへと移動する。

 カラフルな色の服を見ているととても落ち着く。


 みんなが違う色で、それぞれの個性をもっている。

 
 人間と違い、自分の色を誇りに思っている。

 そんな服が私は大好きだ。

 どの服にするか悩む時間も。


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