同じ空で逢えるまで
「生徒会長さんが屋上上ってていいんですか?校則違反なんですけど」
私なりに嫌味を込めて話したつもりだったのだが、生徒会長は涼しい顔で答える。
「お前も上ってんじゃん。それに、あの校則はそんな厳しいもんでもねーし。自殺する生徒とか間違って落ちるやつとかを防止するためだけだから」
自殺って…。
わざわざ学校で飛び降りるバカがどこにいるんだよ。
「それに。ここだと、空が綺麗に見えるんだ」
空…ね。
まぁ、綺麗なのは認める。
それでも…生徒会長が屋上にいるのははっきり言ってマズイでしょ。
「空、好きですか?」
「ん…好きだよ。なんか、空を見てると現実逃避できるし」
生徒会長が私の隣に寝転がって空を見上げた。
空をみている生徒会長の瞳には、なぜか悲しそうな色が浮かんでいる。
なんか……この人、私に似てるモノを持ってる気がする。
私なりに嫌味を込めて話したつもりだったのだが、生徒会長は涼しい顔で答える。
「お前も上ってんじゃん。それに、あの校則はそんな厳しいもんでもねーし。自殺する生徒とか間違って落ちるやつとかを防止するためだけだから」
自殺って…。
わざわざ学校で飛び降りるバカがどこにいるんだよ。
「それに。ここだと、空が綺麗に見えるんだ」
空…ね。
まぁ、綺麗なのは認める。
それでも…生徒会長が屋上にいるのははっきり言ってマズイでしょ。
「空、好きですか?」
「ん…好きだよ。なんか、空を見てると現実逃避できるし」
生徒会長が私の隣に寝転がって空を見上げた。
空をみている生徒会長の瞳には、なぜか悲しそうな色が浮かんでいる。
なんか……この人、私に似てるモノを持ってる気がする。