あすなろラプソディー
忘れものは……
SHRが終わり、放課後になった。
先生が出て行った教室で、私達は喋っていた。
「これからどっか寄らない?駅ビルに出来た新しい雑貨屋見たくてさ」
「いいよー」
モモの誘いに答えながら携帯を見るとメールが来ていた。
見るとお兄ちゃんからだった。
『部室に楽譜忘れたみたいなんだけど、まだ学校にいたら取ってきてくれない?』
部室に……か。
モモは嬉しそうに鞄を肩に掛けると私のところへ寄ってきた。
「椿、行こう?」
「ごめん、なんかお兄ちゃんからメールきて忘れ物取ってきてほしいんだって。」
「葵さんが?」
キョトンとするモモに手を合わせる。
「直ぐに取ってくるから!…待っててもらって良い?」
上目遣い気味にモモを見ると、モモは頷いて私の席に座りながら笑った。
先生が出て行った教室で、私達は喋っていた。
「これからどっか寄らない?駅ビルに出来た新しい雑貨屋見たくてさ」
「いいよー」
モモの誘いに答えながら携帯を見るとメールが来ていた。
見るとお兄ちゃんからだった。
『部室に楽譜忘れたみたいなんだけど、まだ学校にいたら取ってきてくれない?』
部室に……か。
モモは嬉しそうに鞄を肩に掛けると私のところへ寄ってきた。
「椿、行こう?」
「ごめん、なんかお兄ちゃんからメールきて忘れ物取ってきてほしいんだって。」
「葵さんが?」
キョトンとするモモに手を合わせる。
「直ぐに取ってくるから!…待っててもらって良い?」
上目遣い気味にモモを見ると、モモは頷いて私の席に座りながら笑った。