ワタシの執事サマ
その手は少し震えていた

今時手を差し出すとか
何時代なのよ…

「いいわよ」

「ほっほんとう?!」

バッと顔を上げるセイナちゃんは
何処か嬉しそうだった

「ああああの、セイナって呼んでください!」

「え?うん」

「ほほほ本当にいいんですか?」

「いい…けど…」

「ヤッターー!!」

本当に嬉しそうにするセイナは
子動物のリスのようだった

そんなに私と友達になって
嬉しいのだろうか
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