ワタシの執事サマ
「おおっ!!あれ多分石垣やん!」

えっ?
と私は梅ちゃんが指す方向に体を
向けるとグランドのはしからはしまで
キャーキャーと多人数の女子が
叫んでる方向だった

「智也いないじゃない」

私はやれやれと教室に向かった

「何言うてんねん!女子が邪魔なだけで絶対石垣やって。」

ほらほらと梅ちゃんに押されグランドまで連れていかれる

「はい~。ちょっとスンマセン」

そう言いながら梅ちゃんは女子の間を
割って入って行く

別にいいのに……

「ほらっ見てみ。」

私は仕方なく顔を上に上げる

そこにいたのは智也だった

「ヘイッ!パスパス!!」

智也が大声を上げボールをもらい

ゴールの所まですごいスピードで
ディフェンスを上手くかわす智也
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