ワタシの執事サマ
「ううん……
この子がセイナっていうの
転校生だった」

セイナは私の裾を軽く握る

きっと初めての人で緊張
してるんだろう

私はセイナに話しかけた

「この人は同じクラスの
梅津 彩
バレーのエース」

私が言うとセイナは目を輝かし
梅ちゃんは少し照れていた

「どもー。梅ちゃんって言うてな」

梅ちゃんははにかんでいた

「え~と……
うっ梅さん
バレーって難しいですか?」

セイナが私の背後に隠れ
恐る恐る言っていた

「ん~難しいかな…
でも初めてやった時は難しかった
よーな気がするな……」

笑顔で話してくれる
梅ちゃんに緊張感と怖さがとけ
いつか二人は淡々と話していた

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