ワタシの執事サマ
「そんなことより
用意してあるから早く作ろう」

セイナは私の腕をつかみ
キッチンに連れ込もうとする

「分かった分かった行くから」

まだ靴を脱いでない私は
靴を脱ぎ周りを見渡す

あのとき以来だ…

ここに来たのは

あのときを思い出す
ただ秀二に会いたくて
笑顔を見たくて

ここに来たよね…

結構前なのに昨日のことのように
みえる…

変わってないな…
この家

「遅いよ!アヤコ」

ドアの部分からヒョコリと顔だけ
を覗かせる
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