ワタシの執事サマ
「アヤコ…」

勢いで家に入ってしまった…

玄関の窓から秀二を見つめる

秀二は車に入って行く

ちょっと言い過ぎたかな…
でも待ってね
後、少しだけ

秀二に今までたくさん迷惑
かけたからこのときだけは
秀二を喜ばせたい…
祝ってあげたい

きっと秀二は小さい頃から
誰も祝ってくれなかったもんね

秀二は親がいなくて捨てられてて
私の父が秀二を拾って育てる
代わりに秀二は私を守る
契約で執事に就いたから
わがままだった私は一度も
秀二を祝った上げた事が無いから

…もしかすると
秀二は…
本当は…

他にしたいことがあるかも
知れないから…
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