ワタシの執事サマ
秀二の触れられた部分がだんだん
熱くなる

私の心臓はバクバクうるさい
たった手を繋いだだけなのに

周りの人たちと同じこと
してるだけなのに

周りの目を気にしてしまう

このうるさい心臓
を秀二に伝わりませんように

とそのとき

秀二と私のつながれた手に
ヒンヤリ冷たい何かが
落ちる

もしかして

私は上を見上げる

雪だ…

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