ワタシの執事サマ
ゆらゆら
踊っているように優しく
舞落ちる雪は
周りの人たちを驚かせる

「秀二、ゆ―――」

きだよ綺麗だね
っていおうとしたんだけど――――

秀二の顔がだんだん近くなっていき
秀二の瞳は閉ざされ

私の唇に優しく
触れ合う

キスだ――――

この時
私は一瞬時間が止まったのかと
思った

周りの人たちは
雪で私たちのなんて見ていなかった

私も目をつぶり
受けとめる

唇が離れたとき
私達は照れながら笑顔で
見つめあった
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