ワタシの執事サマ
母は私を見下し淡々と続けていく

こんなの親でもなんでもない

「もう秀二君を解放してあげたら?」

……解放…?

母は私の後ろに立っている
秀二に目を向ける

「ご苦労様でした
どうしようもないアヤコを
何年間も面倒みてくれてありがとね
もうあなたは自由にしてくれても
いいわよ」

言ってる意味が分からない

秀二の顔が見れなく
私は床を見つめる

「これで分かった?
あなたが秀二を縛ってたこと」

私が秀二を縛った?
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