ワタシの執事サマ
でも私はもうこの人じゃないと
いけないの!

「私は秀二の事が好きなんです
母になんて言われようと
両親が勝手に決めた相手なんかと
結婚したくありません」

バシン――――

部屋中に響き渡る
高い音

気が付くと私の頬に
痛みが走った

「なんて子なの!?
こんな子に育てた覚えないわ!?」

育てられた覚えもないよ!

いつも仕事ばっかり優先して
私の事なんて見てくれた覚えもないのに

なんでそんな事簡単に言えるの?
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