ワタシの執事サマ
この場に耐えられない…
この場…
この人から離れたい…

「ちょっと!?アヤコ!!」

こんな母なんて知らない

自分の事しか考えてないじゃない!

どうせフランスに行くのも
何かの親の都合でしょ!?

気が付くと自分はリビングを
飛び出して部屋の隅っこで
うずくまっていた

トントンとノックされた音が聞こえた

「失礼します」

秀二の声だと分かった時少し安心した

「アヤコ様…」

「どうしたら…いいの」

もう分からない…

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