ワタシの執事サマ
秀二が私を包む腕は
愛しく私を縛っていく

私は何回この腕に
甘えてきたんだろう

秀二と一つになったあの時
緊張もあったけど
秀二の温かい瞳と甘い声で
私を和ましてくれたのかな

やっと秀二と同じ気持ちに
なったのに

離れなければならないなんて
正直辛い

だから………

もう、
おしまいなんて言わない

まだ秀二の瞳を見ていたい
秀二の頑張る姿を温かく
見守っていたい
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