ワタシの執事サマ
「秀二が必死に頑張ってるところ
私…見てるから」

涙が出そうなのをこらえて
しゃべる私の言葉は震えている

「もし…秀二が立派なシェフに
なったら食べさせて」

秀二の腕が私の身体から
外れ秀二の顔がちゃんと見れる状態
になった

「私…秀二好き…
だからこの先秀二が腕をあげて
美味しいご飯が作れるようになったら
また…」

「また?」

秀二の顔をきっちり見て
また言葉を開く

「会おう」
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