ワタシの執事サマ
「お母様…
私…フランスに行きます」

私と秀二は手を繋ぎ
母の前で宣言した

母はサングラスをかけたのを
ずらし私をじっと見る

「ほんとに?」

「ええ、嘘など付きません
でも…」

「なぁに?」

「私の大切な人はこの人です
この他はありません」

「何言ってるの?
将来がまだ分からないのに…
ちゃんと財産があって
あなたの将来の為にも」

「いいえ私の将来は私が
決める事です」

「なんでいう事を聞かれないの?」

「じゃあ…じゃあなんで私の
いう事は無視したんですか?」

こんなに辛かったのに
かんなに悲しかったのに…
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