ワタシの執事サマ
「アヤコ……」

さっきより
秀二の腕は強くなり

よけい身動きがとれなくなった


「秀二……痛い」


「あ…ごめん」


ようやく解放してくれた
私は秀二のいる方に体を動かした


「秀二…」


そこには前と変わらない
優しい笑顔で私の前で立っていた

「秀二っ!!」

次は私から飛びつき
瞳から涙が流れた
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